義母のアップルケーキ

コロナで、高齢者が小さな子供や若者と接することが避けられるようになってからというもの、義母は週に最低2回は我が家のためにケーキを焼いて持って来てくれるようになった。

玄関の外に立って2メートルの距離を保ち、ケーキを私たちに渡して、子供達と2、3分話す。今日は小雪も舞い散る寒さで、それでも、こうやって子供達に少しでも会いたくて、やって来てくれる二人に感謝だ。

今日のケーキはアップルケーキだった。私はそのままで、子供達は少し温めてバニラアイスと一緒に食べた。外は本当に寒くて、今日も子供達は、三女が少し外で自転車に乗った以外は、みんな家に閉じこもっていた。

運動不足、刺激不足、行事も友達付き合いも減って、本当に子供達もかわいそうなものである。

ドイツのコロナ規制だが、11日の月曜からは接触制限も厳しくなる。屋内屋外にかかわらず、同居家族プラス一人までしか会ってはいけない。また、コロナ感染者の多い地域(1週間の新規感染者が人口十万人あたり200人を超える地域)に住んでいる人は、通勤などの事情を除き、15キロメートル以上移動することが禁じられる。

とにかく具体的に決まって指示がわかりやすいのは助かる。まぁ、そうでないと、きっと統一が取れないのだろうけど。しっかり決まればルールを守る、というドイツ人の国民性にもあっているのだろうな、とは思う。

引きこもり生活12日目(水曜)

昨日の夜はビール党の私が久々にワインを飲みながら、ずっといつか見ようと思っていた「ラストエンペラー」を見て、結局かなり遅寝してしまった。

12日目の昨日は、末っ子が覚えたてのインライナースケートを練習するのに付き合って、近所一周。お天気で本当に気持ちがいい。

その後、義母の携帯を届けに行く。義父がお昼寝中だったので、義母と、またかなりの距離をとっておしゃべり。もうずっと社交してないから私、絶対今感染の確率低いと思うんだけど。と、思いつつ。

家に戻って、チャールズ皇太子コロナ感染のニュースを知り衝撃。幸い軽いようで、公務を部屋で行えるほどらしいが、高齢なので心配だ。さすがイギリス王国、こういうニュースも隠さず伝えてくれる。誰にでも感染される、感染させる可能性あるなと実感。

今日のご飯は、お昼は残り物。先日のラザニア作った時のボロネーゼソースが余っていたので、それを挟んでホットサンド。夜は鳥の唐揚げ。やっぱ、これ大人気。

納豆を週に一回手作りしていて、昨日はそれもやった。もうすぐ完成予定。

友達に勧められて見た動画。山中教授とYoshikiの対談。わかりやすかったのでオススメです。探してみてください。

引きこもり生活11日目(火曜)

昨晩の投稿を終えた後、イギリスがロックダウン(外出禁止、都市封鎖)を宣言した。日に日に厳しくなる。

もう私の生活もほとんど変わらないのだけど、記録で残しておこう。

末っ子が、友達と私の携帯でビデオ電話。キャーキャー言って楽しそう。

お昼はカボチャスープとパン。オレンジジュースを入れても美味しいが、次女が文句を言うので、カボチャとコンソメと牛乳とカレー粉と塩胡椒のみが、我が家の定番。

夜は手巻き寿司。と言っても、具はこっちで手に入るものばかり。スモークサーモン、卵焼き、納豆、ツナ、アボカド、きゅうり。簡単だし、みんな好きなので、クッキングしたくない時によくやる。

夕食後、義母の携帯を受け取りに行った。昨日、調子が悪いから長男と私で直して欲しいと言われていたのだ。会えないから、玄関に置いておくと。行く前に連絡すると、到着するのを家の中から待ち遠しく待っててくれたようで、義父は2階の窓から、義母は玄関のドアを開けて、私は道で、お互い3メートルくらい離れたまま、大声で会話した。久しぶりで義父が一番嬉しそうだった。

結局家に帰ると、息子がものの2分で直してしまった。全然大したことない問題だった。明日届けに行ってくる。

引きこもって以来お墓にも行ってないけど、明日はお墓にも行ってこよう。天気がいいから自転車で行こうかな。

あ。オリンピックの延期が決まりましたね。選手の方々は焦点を合わせて練習してきたでしょうから、本当にかわいそうだけど、こんな状態では今年は絶対に無理なので、仕方ないですね。本当に未曾有のさなかに生きているんだと思います。

さっき、志村けんさんもコロナ感染して結構重症になったというニュースを読みました。お大事に。早く回復されますように。

引きこもり生活10日目(月曜)

もう10日も子どもとしか時間を過ごしていないなんて信じられない。友達と騒ぎたい。

朝から義母から電話。携帯の調子がおかしいから、いつか見て欲しいという。うちの長男がそういうのに強いからやってほしいと。私にも子どもにも会えないから、私が来ると連絡すれば、玄関の前に携帯をおいておくという。本当に、とことん怖がっていて、ほぼパニックだ。

という私も、最近ずっとコロナの記事ばかり読んで、どんどん落ち込む。自分でちょっと制限しないといけないな、と思う。だけど、イタリアでも、イギリスでも60歳以上の患者は集中治療室に入れる余裕がないとか、自宅に送り返される、とか、限りある人工呼吸器を若い人に回して行く、とか聞くたびに本当に落ち込む。しかも、看護される間も、スタッフも医者も防護服だ。人の温かみを感じることもなく、会話もされることもなく、本当に不幸に亡くなってしまっても、家族は来る事も出来ず、感染の危険があるから普通のお葬式さえできないという。こんな悲劇があるだろうか。

夫が亡くなってから、夫は病院の遺体安置室の冷凍庫にかなり長いことはいっていた。クリスマスや年末があったし、解剖もあったからだ。でも、そのおかげで、ドイツからの家族もお別れをいう事も出来たし、私たちは「いつでも会いにきていいですよ」と言ってもらえた。袋に入っていて、私たちがくるときは顔の部分だけ出してくれていたのだけど、私が手を握りたい、触りたい、と言ったら快く出してくれた病院のスタッフ。ちゃんとお別れが言えた、大切な時間。突然死だったから、受け入れるのに相当時間がかかったけど、あのときは、まだ信じられない状態だったけど、あの時間はとても貴重だった。

コロナだったらそれも出来ない。

本当に本当に早く収まりますように。祈るしかない、毎日。

朝は買い出しに出かけた。ふたつのスーパーを回ったが、今日はトイレットペーパーがどちらにもなかった。うちには十分あったので必要はなかったのだが、先週よりも厳しさを感じた。大きな方のスーパーでは、買い物カートのハンドルがスタッフによって毎回消毒されていた。

昨日のトンカツが残っていたので、子供達はカツサンドをお昼に、私はご飯とふりかけで軽く済ませた。

夜ご飯は子どもたちの大好きなラザニア。

そして、DVD「塔の上のラプンツェル」を見た。なんでも、ラプンツェルの出身の王国の名がコロナ王国、ラプンツェル自身も塔の上に監禁されていたことから、「まさかこれはコロナの予言?」とネットで話題になっていると、長女がいうからだ。笑 見つけた人すごいな。

オンラインでドイツ語を勉強したり、ダンスのステップを自主練したりしている。ネット環境が整っていて、本当に良かった。それにしても、本当に大変なことになっている。悲しい。