ドイツでお墓を作る その2

ドイツでお墓を作ろうと決めた。ドイツの墓地はまるで庭園のように綺麗に整備されている。街には墓地がいくつかあるが、中でも一番街中の人気の墓地に夫のお墓を作りたいと思った。

ドイツのシステムはちょっと変わっていて。住民届けを出す時に、宗教を記入しなければいけない。もちろん無宗教ならそれはそれでいい。私はプロテスタントのクリスチャンなので、そのように記入してある。そうすると、自動的に教会税が差し引かれて教会は潤う。献金に頼るだけではなく、合理的にお金がやり取りされるのだ。とにかく、その教会税を払っていなければ、教会でお葬式や結婚式をすることもできないというので、念のためにクリスチャンとして登録している人が大多数で、教会は潤うのだ。私はこれについては反対派だが、まぁここで論議しても仕方ない。

とにかく、教会税を払っていなければ、教会所有の墓地も買うことができない。そして、私が希望した一番人気の墓地は、教会所有だった。夫はクリスチャンだったが、ドイツを離れてかなりの年数が経っていたので、教会税を払っていない。これを理由に、この墓地から一旦断られた。

ドイツのいいところは、押せば通る、というか、言ったもの勝ちのところがあることだ。夫はイギリスで教会に通っていたことをイギリスの教会の牧師に手紙で証明してもらい、墓地に持っていったら、オッケーになった。こういう例外的なことがよく起こるのがドイツの特徴だ。

ということで、墓地は決まった。2人入れるサイズ、私も将来はここに入ろうと、スタンダードのサイズを選んだ。

こんな悲しいことをまた私は決めていかなくてはいけない。義家族が全てを私の希望通りに任せてくれたのはありがたかったが、墓石も、デザインも、どのようなフォントで名前を刻むのかも、全部私が決めるのだ。

墓石屋を見て回り、お墓を歩いて、いろいろ考えた。どんなお墓にして、どのように骨壷がお墓に入れられたかは、また次にまとめようとおもう。