日本の姪っ子の七五三

姪っ子が七五三のお祝いをしたそうだ。母から写真が送られてきた。私は学生時代にクリスチャンになって、国際結婚して、外国暮らしして、私の子供達は七五三とは無縁で育っているから、そういうイベントをちゃんと他の孫と味わうことができて、母よかったね。というのを最初に思った。

イギリスに住んでいた時は、ドイツ語がほぼ喋れなかったので、ドイツの祖父母よりも、私の親の方にずっとずっと懐いていた私の子供たち。でも、ドイツに住んでからは、やっぱりドイツの祖父母に頻繁に会うので、私の親はちょっとヤキモチを焼いている節があった。

私が死別して、それでも、日本に帰らずにイギリスに残るかドイツに引っ越すかで悩んでいた時のことは、前にも書いたけど、その時、実は日本の親の友達のなかには、「引っ張ってでも、日本に連れ戻しなさい!」と言った人が数人いたそうだ。後で聞いたことだけど。

私の当時の気持ち、決心を尊重してくれた親には今でも感謝している。夫がいないのに、夫の家族に助けられて、ドイツの生活にすっかり慣れた子供達、そして、私もこの場所が居心地よくなってきていることを思うと、あの時の決断は間違ってなかったと思える。

もちろん、今思えば、私も一人っ子だったら、親のことが心配だろうし、日本に帰っていたかもしれない。兄弟がいたから好き放題できたのかもしれない。

一枚の七五三の写真で、また色々考えてしまった。コロナで家に閉じこもっている。あんまり精神的にはよくない。

夫が亡くなる前日

私たちはイギリスに住んでいた。珍しく雪が積もった寒い冬の日。会社のクリスマスディナーに行ったんだ。つわりできつかったけど、おしゃれして出かけた。なのに、私たちは引き返した。慣れない雪道で、運転に不安を覚えたからだ。同僚の多くも急遽キャンセルする人が多かったし、私は、もともと夫の会社のパーティーに同席することに乗り気ではなかったから、まぁいいか、と軽く考えた。夫は残念そうだった。せめてと思い、帰り道に、美味しいチーズを買った。

家に帰ったら、息子がぐずった。夫は私と一緒に寝たそうで、私が息子と寝ると言うと寂しい顔をしたけど、私は息子とそのまま寝てしまった。

最後の夜だったのに。一緒に夫とベッドで眠るべきだったのに。