イギリスからドイツへ引っ越し 家編

10年以上住んだ愛着あるイギリスを離れて、夫が恋しい故に、夫の故郷の街で2年は頑張ってみようと思った。

引っ越しのタイミングは長女のイギリスの小学校卒業のあとの夏休みだ。夫が急死して8ヶ月の時だ。

ありがたいことに、ほぼ新築の一軒家を見つけてくれた。イギリスの持ち家の家賃収入よりもこの家の家賃の方が少ない。でも広い!最初の家が快適じゃなければ、ドイツでの新生活がネガティブになるから、といい条件の家を一生懸命探してくれた夫の家族に感謝だ。

ドイツの家探しは夫の家族に丸投げして任せた。先週「引っ越し 学校編」で述べたが、せっかく受け入れてくれた長女の学校に通いやすいところであればよかった。

が!キッチンがない!!

信じられないが、ドイツの家は賃貸でもキッチンがないことが普通だというのだ。

賃貸の場合、画鋲一つなかなか打てないイギリスの家と違って、ドイツでは、賃貸でも壁を塗っても、ドリルで穴を開けてもいいのだという。契約終了して、家を出るときに、元の色に戻して、壁の穴も塞げばいいのだという。庭もやりたい放題だ。

そういう考えなので、「なんで自分の好きじゃないキッチンがある方がいいの?自分で選んだ方がいいに決まってるじゃん」という発想になるらしい。水道管とガスのみが入っているまっさらのキッチンの場所を見て、私は目眩がしそうになった。前の住居者からキッチンを譲り受けることも可能な場合もあるらしいが、キッチンを次の家に持って行く人も多いらしく、私はキッチンを一から設置しなくてはいけなかった。しばらく義父母の家にお世話になって、キッチンが入るのを待った。思いがけない出費だ。

他にも、電灯も裸電球だけだ。家を借りるというのは、本当に家という箱を借りるだけなのだ。

子供達はそれぞれ子供部屋を選び、ドイツの新しい家を喜んだ。イギリスでは築100年近い古い家に住んでいたので、ドイツの技術的に優れている機能的な新しくモダンな家は新鮮だ。でも、イギリスのなんとも雰囲気のある古い家には特別な心地よさがある。イギリスが大好きだった夫。

私は夫の故郷で、この新しいドイツの家で最低でも2年は頑張ろうと決めた。

投稿者: shibetsusingle

イギリスで30代で未亡人になり、その後、夫の故郷のドイツに移住。4人の子供を育てる死別シングルママです。

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