シンママになってできるようになったこと

夫がなくなって数週間後、自転車のライトの電池が切れた。初めてひとりで交換した。めちゃくちゃ簡単だった。

こんな簡単な事なのに、何も考えず当然のように夫に頼んでいた。夫の優しさに甘えていた。

電球の取り替え、庭の芝刈り、バーベキュー。シングルになって、できるようになった事が増えていく。大きなテントを持っていくキャンプは、さすがにもう行かないだろうけど。

片親だから、ママが外国人だから、躾がなっていない、マナーがなってない、と思われるのがイヤで、子育てにもこれまで以上に力が入っていく。私がしっかりしなくては、と。

こうやって私はどんどん強くなっていく。外では笑顔を作り、話を適当に合わせ、子供の前では涙を見せないようにして。

一番泣ける場所はお風呂だ。シャワーを浴びながら思いきり号泣する。消えてしまいたい。もう私は終わってしまってもいいと日に何度も思う。でも、新生児の末っ子が産まれたばかり。私には4人を育てる責任がある。いや、私がいなくても、親戚一同みんなで面倒見てくれるんじゃないかな、と思う。でも、私まで失うことは子供たちにとってあまりにも残酷だ。こんな風にとことん落ちることを考える瞬間を何度もむかえながら懸命に生きる日々。

こんなに落ちているのに、出来るようになったことは増えていく。哀しい矛盾。


投稿者: shibetsusingle

イギリスで30代で未亡人になり、その後、夫の故郷のドイツに移住。4人の子供を育てる死別シングルママです。

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