色んな人に言われたあんな事、こんな事

夫が亡くなってから、いろんな人が私と子供達を心配して訪ねてくれた。日本と違って、お線香をあげに、というわけではないけれど、お花を持って来てくれて、私の話を聞いてくれたり、一緒に泣いてくれたり、ハグしてくれるだけで本当にありがたかった。

でも、たまに、はぁ?!と思うことを言われることもあった。

羅列していく。

1 結構多かったけど、全然慰めにならなかったのはこれだ。「気持ちがわかるわ。私もおじいちゃんが亡くなったときに、、、、、、」と、続ける人。私は、最愛の夫を突然死で、若年で失ったのだ。親や祖父母が先に逝くのは順番だろう!と内心あきれ、かすかな怒りを覚えた。今考えれば、親や祖父母を失うことも相当な悲しみで、そもそも悲しみの比べっこなんて無意味だと分かるけど、当時はそう思う余裕がなかった。

2 もっとひどいのは、これだ。ペットの死と比べられて、「自分が飼い犬を失ってとても辛かったときに買ったペンダントと同じものを贈らせて」といった人。幾ら何でも、私の悲しみはペットとは比べられないはずだ。

3 これも今考えてもおかしな発言である。「まだ若いからいくらでも再婚のチャンスもあるわよ。子供がいっぱいいる人と再婚して、もっと大きな家族を作るかも」デリカシーのかけらもない。

4 これも辛かった。「きっと神様は大きなプランを持たれていて、今はわからないけど、きっと全ていい方向に行くわ」夫が40代で急死する意味はどこにあるというのか?

これらを言われたときは、あきれたけど、何も言い返せなかった。そんな強さも余裕もなかった。でも、心がすーっと凍り付くのを感じた。あぁ、こういう感覚の人とはもう友達でいられないな。と。

きっと、みんな何をいっていいのか分からなかったのだと思う。何も声をかけられないのが本当だろう。それなら、そういってくれるのが一番助かる。「なんて言っていいのか分からない」って。ただ一緒に座ってくれるだけでよかった。ただ泣いてくれるだけでよかった。手をさすってくれて肩を抱いてくれるだけでよかった。色んなアドバイスや助言は悲しみの直後に必要ない。

投稿者: shibetsusingle

イギリスで30代で未亡人になり、その後、夫の故郷のドイツに移住。4人の子供を育てる死別シングルママです。

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